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隼田院ハザマ日記 7:00~8:00

  • seamaaaaan
  • 2021年9月4日
  • 読了時間: 1分

 いくらお気楽な私とて、勇気を振り絞り会ってみる!なんて真似にはそう簡単に踏み切れなかった。

 よりよく知りあうために私たちはますます長くを一緒に過ごした。



* * *



 時間がたつにつれ、私とあの子はいつしか親友と呼べる間柄になっていた。

 あの子は仕事を殆どやめて以後、お金を稼ぐのも時折になって

 いろんな由来の自己嫌悪や無気力からも抜け出せず、だんだん一人になっていった。

 次第あの子は住む部屋を借りることも諦めるようになった。

 私はそんなあの子の劣等感を知るがゆえの人柄が大好きだった。



* * *



 私とまた別のあの子とも親友という間柄で長らく過ごした。

 私とそのまた別のあの子とも親友という間柄で長らく過ごした。

 私とまたまた別のあの子とも親友という間柄で長らく過ごした。


 私には私を増やす必要が出た。

 その一人がタピオカだった。



* * *



 ……


 おや?

 また1時間がきたけど今回の記憶って10日分だけ?

 予定通りとはいえ、突然少なくなっちゃったな?




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