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隼田院ハザマ日記 29:00~30:00

  • seamaaaaan
  • 2021年12月5日
  • 読了時間: 1分


 私はこれまでの経緯のことを、まるごと失敗だと呼ぶ気はない。


 簡単に済むことではなくて、彼らが私のことを大事な友達と呼んでくれるとき

 すり合わせがいるわけだけれど。

 長い時間と気長さが、どうあがいても必要なのではと思っていた。


 どうしても段階というものがあったし

 日々の失敗と成功をひとつづつ確かめる事も必要で、

 諦めないでさえいてくれるなら、ちょっとづつでいい。

 彼らもそれに頷き、また私自身、そう考えていた。


 彼らは元々、いつしか孤立していて、孤立を誰かのせいにしたくて仕方ないような

 体いっぱいのあきらめを持っているような、膨大な劣等感でつぶれてしまうような、

 そういう色んな人達だった。


 私がそうであるように、得意不得意があり、得てきたものに偏りだってある。


 だから私が振り返って思うことといえば、

 もう2年あれば。いや、5年あれば。或いは10年あればもしかして。そんな事だ。




* * *



 いまのところ、私の時間は有限であるらしい。

 今の環境だっていつまでも続くわけじゃない。

 なにせ元の世界からアンジニティへ、アンジニティからイバラシティへ。

 不意にこんな目にあってきた。


 イバラシティの私も、時間が有限なこと、いつまでも続かない事についてを考えて

 そして私と私は『ねずみ講』みたいな考えに着地した。


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