隼田院ハザマ日記 21:00~22:00
- seamaaaaan
- 2021年12月5日
- 読了時間: 2分
樟陽雨先輩と、私が生まれた世界の話をすこしした。

私の世界で最初に見つかった異能者はイーサン・エリスという名前らしい。
私は単純だから、もしかして私に似た容姿かと思ったが、別段そうではないらしかった。
よその国の人で、ワープの異能を隠し持っていて、
彼の回りでは何人かが行方不明になっていて
ストーカーとして注意をうけていたその人が容疑者になって……
なんだかそういう話であるらしい。
私の生まれた世界から異能の力で離れたあとも、異世界で法に触れることを続けたらしく
それを切っ掛けに、よその世界のルールのなかでアンジニティ送りにされたらしかった。
そのまま、異能というあたらしいものをよくわからないまま、
次の異能者もみつかっていないまま、私の番が来た。
アンジニティのどこかにいる、あるいはいたのであろう彼のことを私はよくはしらず、
物騒な経緯をもつようだから会ってみたいとも思わないが。
アンジニティは、どこへも出られない世界だから
異能がそうでもさすがに出られなかったのじゃないか。
別に他人のことだから、どうでもいいはずなのに、
私の事情も元に戻りはしないのに、私はなんとなくその人には
アンジニティの脱出なんて、できていてほしくないような気がしている。
もしかして、どこか、イバラシティにのうのうと生きているのだろうか。
たとえば、ワールドスワップの誘いを断ってアンジニティに居残る人がいるのかどうかや
ワールドスワップに誘われなかった人、
はたまた言われた事が理解できず応答しなかった人など
そういうケースがあるのかどうかを私はしらないままでいる。



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