御曹院ハザマ日記 9:00~10:00
- ひげまみれのらじ
- 2022年1月20日
- 読了時間: 1分
僕を傷つけるのは
法で裁ける罪でも、明確な悪意でもない
人々の無関心と、自分の愚かさ
それだけ
とは言えそれらが、僕にとって敵なのか
そう問われると、僕は頷けない
僕は、いつまでも"僕たり得ない"から
彼らを敵と呼ぶことが出来ない
この僕が、明確に敵と叫べる存在などというものは
世界のどこにも居ないのだ
それはきっと僕が愚かで、誰にとっても取るに足らない存在であるから
だから僕は、誰の敵にもなれない
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誰も僕を守ろうとしない
知ろうとしない
それはきっと、僕にその価値がないから
ならば僕に、僕が変容することを躊躇する理由はない
『そのようにあるべき』と求められる姿に変容し続ければ
やがて僕は、僕になるはずだ。
例えば彼のように、恐れずに声を上げること
例えば彼女のように、ゆるやかに日々を過ごせる安心を
例えば彼のように、折らぬと信じられる自己を
例えば彼女のように、自分のすべてをもって他人と触れ合うこと
いつか僕は、なれるだろうか
憧れてやまない彼らのように



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